本セクションでは、DxO PureRAW を単体(スタンドアロン)で使用した場合のユーザーインターフェースを説明します。 ユーザーインターフェースは 2 画面に分かれています。
- 画像の追加と選択
- 画像の拡大表示
画像の追加と選択
画像の追加と選択の画面
画像の追加と選択の画面は 5 つのセクションに分かれています (上から下に)。


- メニューバー:PureRAW メニューとヘルプ(Mac)またはファイルとヘルプ(PC)が含まれます。
- メインツールバー:選択した写真の最適化処理の開始、DxO 光学モジュールの表示と管理、最適化処理された画像の表示の絞り込み、選択した画像数の表示、画像の選択、最適化処理された画像の保存先フォルダのコンテンツのシステムウィンドウでの表示、サードパーティソフトウェアへの画像のエクスポートができます。
- サブツールバー:システムウィンドウを使って最適化処理する画像の追加ボタン、前に追加されたすべての画像を DxO PureRAW が削除できるボタンがあります。 メニューでは、撮影日別(既定)またはファイルの名前順(A>Z または Z>A)に画像を表示することもできます。
- 画像のサムネイル表示領域:追加された画像のサムネイルを撮影日別に表示します。 表示されるサムネイルがない場合には、処理する画像の追加ボタン、およびこの領域に画像をドラッグ&ドロップして画像を追加するように表示されます。サンプルの RAW 画像をダウンロードできるボタンも表示されます。
- 下部バナー:DxO PureRAW 2 のアイコンおよび画像処理中の進捗バーと推定処理時間が表示されます。
サムネイル

最適化する画像を DxO PureRAW 2 に追加すると、画像は一定サイズのサムネイルで表示され、撮影日順(日付形式: 日/月/年)にセクションに分類されます。 撮影日の新しい画像が、常に表示領域の上に表示されます。 DxO PureRAW 2 では、4 つの方法でサムネイルが表示されます。
- 未処理で未選択の元画像:未処理の元画像のサムネイルがファイル名と共に表示されます。 フレームは表示されません。
- 処理済みの未選択の画像:処理済みの画像のサムネイル(フレームなし)と新しい名前(元のファイル名 + 出力形式 + DxO + 最適化処理の種類 + 出力ファイル形式の拡張子)が表示されます。
- ホバーした元画像または処理済み画像:サムネイルの上でマウスを動かすと灰色のフレームが表示されます。 右下の虫眼鏡をクリックすると、拡大表示モードになります。 サムネイルの上にマウスを数秒置くと、バルーンヒントにファイル名が表示されます。
- 元画像または選択された処理済み画像:選択された画像が水色のフレーム内に表示されます。
画像をクリックしてサムネイルをランダムに選択したり、選択を解除したりできます。 連続した画像を選択するには、最初の画像をクリックし、 [Shift] キーを押しながら最後の画像をクリックします。
処理済みかどうかに関わらず、画像をダブルクリックすると画像が拡大表示されます。
最適化処理の間は、下部バナーの進捗バーに加え、対象サムネイル内にも進捗バーが表示されます。
右クリック

1 つまたは複数のサムネイルを選択して右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。 コンテキストメニューでは次を選択できます。
- RAW 画像を JPEG または DNG に処理 / x 件の RAW 画像を JPEG または DNG に処理:選択した画像の処理を直接開始します。
- 処理結果を比較:拡大表示画面で最適化済みの画像を開きます。
- x 件の画像をアプリケーションにエクスポート:サードパーティーアプリケーションへのエクスポートダイアログボックスを開きます。
- 表示:システムウィンドウ内(Mac では Finder、PC では Windows エクスプローラ)で宛先フォルダと選択したファイルにアクセスできます。
- 1 枚の画像を削除 / x 枚の画像を削除:選択された画像は DxO PureRAW 2 から削除されますが、元画像はハードディスク上に残ったままで、ゴミ箱には送信されません。

表示モード
拡大表示画面へのアクセス方法には、3 つの方法があります。
- 画像の最適化処理が終了すると、ダイアログボックスが結果の表示を提案します。
- 画像が処理されているかどうかに関わらず、サムネイルをダブルクリックします。
- [Space] キーを押します。
- サムネイルの上にマウスを置き、虫眼鏡をクリックします。

表示画面は処理結果を確認するための画面で、元画像と比較することができます。 拡大表示画面は以下の要素で構成されています。
- 画像の表示領域。
- 表示分割セパレーター。 左右に自由に動かすことができます。
- 画面左側には元の RAW ファイルが表示されます。
- 画面右側には最適化処理された最新の画像が表示されます。
- 画像バナーには、拡大表示画面に表示されている画像のサムネイルが表示されます(マウスホイールを使ってスクロールできます)。
- 画像バナーは画像の下に表示される矢印をクリックして表示/非表示を切り替えることができます。
- 下部バナーの左側には、選択した画像に関連する情報(形式、名前、撮影日時、サイズ、撮影パラメーター:ISO 感度、スピード、絞り)が表示されます。
- また、バナーで選択した画像数と総数も表示されます。
- さまざまな表示モードのボタン(ズームフィット、ズーム 1:1、ズーム 2:1、適用前/後の分割表示、オーバーレイによる比較表示)。
- 画像の追加と選択画面の [閉じる] ボタンと [戻る] ボタン

表示モード
下部バナーの右下には、さまざまな表示モードのボタンがあります。
- ズームフィット:画像全体が表示されます。
- ズーム 1:1:画像が 100% 表示で表示されます(1:1 は画像のピクセル1つが画面のピクセル1つに等しいことを意味します)。
- ズーム 2:1:既定では、画像が 200% で表示され、組み込みメニューからさまざまなズーム値(3:1~16:1)を使用できます。
- 最適化処理前後の分割表示*:移動可能な縦の分割線のある画像が表示されます(左側が元画像、右側が最適化された画像)。
- オーバーレイによる最適化処理前後の比較表示*:最適化処理された画像と元画像を交互に表示できます。 元画像を表示するには、マウスのボタンをクリックした保持します。 マウスのボタンを離すと、最適化された画像に戻ります。
* 分割表示と比較表示は、最適化された画像を 1 枚選択した場合のみ利用できます。
段階的ズームとナビゲーション

マウスホイールを使ってズームイン/ズームアウトできます(最大ズームは1600%)。 ズーム値は画像の上に一時的に表示されます。 ズームした後、マウスをクリックしたままにすると、画像内であらゆる方向に移動できます。
ズームは、分割表示や比較表示も含め、元画像でも最適化処理後の画像でも利用できます。
キーボードショートカット
アクション | PC | Mac |
フル画面モード | – | Cmd + Ctrl + F |
全画面表示をやめる | – | Esc |
プリファレンス | Shift + Ctrl + P | Cmd + , |
ズームフィット表示 | F3 | Cmd + 0 |
1:1 表示 (100 %) | F4 | Cmd + 1 |
オーバーレイによる比較表示 | Ctrl + D | D |
サムネイルの移動 | 左/右の矢印 | 左/右の矢印 |
フィルムストリップの表示/非表示 | 上/下の矢印 | 上/下の矢印 |
サムネイルの削除 | 削除 | Cmd + Delete |
サムネイルを 1 つずつ選択 | Shift + 左/右/上/下の矢印 | Shift + 左/右/上/下の矢印 |
すべてのサムネイルを選択 | Ctrl + A | Cmd + A |
結果の表示モードの終了 | – | Esc |