最終更新 April 15, 2025
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DxO PureRAWは、RAW ファイル処理を行うスタンドアロンプログラムとして使用することができます。 プロセスの最後で、処理されたファイルを別の編集プログラムに送信することもできます。 またファイルをキューに送るることで一括処理を行うこともできます。 他のプログラムへのエクスポートとキューの利用は、このユーザーガイドの該当ページで説明されています。

スタンドアロンモードで DxO PureRAW を使うワークフローの最初のステップは以下の通りです。

  1. 処理する画像を追加する
  2. DxO 光学モジュールをインストールして管理する
  3. 画像を選択する
  4. 画像処理を開始する
  5. 画像を確認して比較する
  6. 元ファイルの名称を変更する。

処理する画像を追加する

DxO PureRAW では、カメラまたはメモリーカードから直接画像をインポートすることはできません。 画像をインポートするには、お使いのソフトウェアまたはユーティリティを使ってハードディスクに画像を転送する必要があります。 画像がハードディスクに転送されると、Finder (Mac) または Windows エクスプローラー (PC) を使って画像フォルダから画像を検索して追加したり、DxO PureRAW のインターフェースに画像をドロップ&ドロッグして画像を追加できます。

DxO PureRAW を初めて使用する場合、画像の追加画面には何もなく、次のボタンと表示が示されます。

ウィジェットで RAW ファイルを追加する

メモリカードを挿入するか、外付けドライブをコンピュータに接続した際に、DxO PureRAW が自動的に起動するよう指定できます。 この場合、[プリファレンス]でこのオプションを有効にする必要があります。

[プリファレンス]のオプションに SD メモリカードとある場合、それは原則として、任意のタイプのメモリカードに適用されることに注意してください。

ウィジェットで RAW ファイルを追加する:

RAW ファイルを Lightbox に追加する

RAW ファイルをドラッグ&ドロップする

サンプル RAW 画像をダウンロードする

DxO PureRAW を初めて使用する場合や処理する画像がない場合:

DxO モジュールのインストールと管理

DxO モジュール

DxO PureRAW に初めて画像を追加する場合や、新しいカメラで撮影した新しい画像を追加する場合、プログラムは使用した機材に対応する DxO モジュールのダウンロードとインストールを自動的に要求します。 これは画像の EXIF メタデータの情報として含まれているものです。

DxO モジュールはレンズ性能を向上させ、以下の欠陥を補正します:

DxO モジュールのダウンロードとインストール

画像を追加した後、DxO モジュールがインストールされていないか不足している場合、ウィンドウが自動的に開き、使用した機材(カメラボディとレンズ)に対応するモジュールをダウンロードしてインストールするように提示します。

ダウンロードには、インターネット接続が必要です。 このウィンドウには以下が含まれます。

  1. DxO モジュールが検出され、ダウンロードの準備ができています*。
  2. 該当なし(補正は適用されません):提供された DxO モジュールが機材に一致しない場合、このオプションを選択して光学補正を防ぎます。
  3. 保存:DxO モジュールのダウンロードを開始します。 すぐに使用しない場合、同じ撮影機材で撮影された画像が追加されると、光学モジュールのダウンロードが再び提案されます。 DxO モジュールは即座にインストールされるので、プログラムを再起動する必要はありません。
  4. キャンセル: ウィンドウが閉じ、ダウンロードもインストールも行われません。

*不明点について、例えば EXIF メタデータからどのレンズが使用されたかわからない場合、ウィンドウは複数の選択肢を提示し、手動で正しい DxO モジュールを選択できます。

DxO モジュールを使用する3つの方法があります:

機材に対応した DxO モジュールをダウンロードやインストールせずに画像を処理しようとすると、処理オプションウィンドウに警告が表示されます。 黄色の警告をクリックすると、光学モジュールのダウンロードウィンドウが開き、不足しているモジュールをインストールできます。

インストール済みおよびダウンロード待ちのモジュールリストを表示するには、DxO モジュールメニューに進み、DxO モジュールオプションを選択します。

ダウンロード段階で表示される同じウィンドウが開き、DxO モジュールのステータスを表示します:

  1. 現在使用中:DxO モジュールがダウンロードされており、現在使用中であることを示します。
  2. ダウンロード可能:DxO モジュールは現在ダウンロードできる状態です。

画像を選択する

最適化処理する画像を選択します。 画像を 1 枚または複数選択することも、フォルダ内のすべての画像を選択することもできます。

選択した画像は、サムネイルがライトグレーのフレームと白い枠線で表示されます。 以下の方法で選択します。

特定の画像を選択解除する場合は、ライトグレーのフレームと白い枠線で囲まれているサムネイルをクリックしてください。 すべての画像を選択解除するには、Lightbox の空いている部分をクリックします。

画像処理を開始する

画像を選択すると、画像の処理を始めることができます。 光学補正を適用し、DxO モジュールを使用して、ノイズ除去とデモザイキングを行い、以下のいずれかを生成します:

すべての処理オプションと設定の解説については、処理ツールと設定のページを確認してください。

最適化処理を開始する

インスタントプロセスの設定
処理(プレビューあり)の設定

処理を開始するには、以下のいずれかをクリックします。

オプションを選択したら、選択した画像の処理を開始できます:

進捗インジケーター
ウィジェットでの進捗

重要ポイント:

画像を確認して比較する

画像を最適化処理し、お使いの画像処理ソフトウェアで補正を続行する前に、DxO PureRAW で結果を確認し、元の画像と簡単に比較することができます。

画像をフィルタリングする

Lightbox には、最適化処理された画像を含め、すべての画像が表示されます。 上部ツールバーのソートとフィルタボタンを使って絞り込むことができます:

  1. 画像の並べ替え(左ボタン):ファイル名、日付、ISO で画像を並べ替えできます。
  2. 画像のフィルタリング(右ボタン):任意の状態で画像をフィルタリングでき、リストでチェックして組み合わせ可能です。
    • 未処理: 未処理の画像だけを表示します。
    • 処理を待機中: 待機中でまだ処理されていない画像だけを表示します。
    • 処理済み: 最適化処理された画像だけを表示します。

画像の並び替えとフィルタリングを組み合わせることができます。

ソートとフィルタリングの詳細については、インターフェイスの章を確認してください。

最適化処理された画像を表示、確認、比較する

画像の最適化処理が完了したら、2 つの方法で画像をビューアーに表示して確認できます。

ビューアーの分割表示を使用すると、処理された画像と元画像を簡単に比較することができます。 JPEG+TIFF+DNG などのように、異なる出力形式を同時に選択した場合。 「処理済み」ボックスの右側の矢印をクリックすると異なる出力ファイルの一覧が表示され(下のスクリーンショット参照)、出力ファイルを切り替えて比較することができます。

DxO モジュールによる補正の効果を確認し、シャープネスやノイズ除去の改善を評価してください。 画像を 1:1(100%)で表示したり、マウスホイールを使って 1,600% まで拡大し、細かなディテールを確認したりできます。

フィルムストリップの画像を、キーボードの左右の矢印キーを使ってスクロールできます。 フィルムストリップの四角いサムネイルのチェックマークを使うと、画像を選択することができ (画像の右上にある [x] ボタンをクリックして画像の追加画面に戻った場合も含め)、選択した画像の画像編集プログラムへのエクスポートをすぐに開始できます(「最適化処理した画像で作業する」をご覧ください)。

画像の表示と比較モードについて詳しくは、「DxO PureRAW ユーザーインターフェース」をご覧ください 。

元ファイルの名称を変更する。

DxO PureRAW はあなたのワークフローをサポートするためのものです。 その一環として、出力ファイルの命名と同じオプションを利用して、元のファイル名を個別に、あるいは一括で変更することができるようになっています。


元ファイルの名前を変更するには、選択された画像を右クリックし、コンテキストメニューから[元の RAW ファイルの名称を変更]を選択します。 以下のような様々なファイル名変更オプションを含むダイアログボックスが開きます。

DxO PureRAW の高度なファイル名変更の詳細については、「処理ツールと設定 > 出力ファイルの名前変更」を参照してください。

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