最終更新 November 6, 2024
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DxO PureRAWは、RAW ファイル処理を行うスタンドアロンプログラムとして使用することができます。 プロセスの最後で、処理されたファイルを別の編集プログラムに送信することもできます。 またファイルをキューに送るることで一括処理を行うこともできます。 他のプログラムへのエクスポートとキューの利用は、このユーザーガイドの該当ページで説明されています。

スタンドアロンモードで DxO PureRAW を使うワークフローの最初のステップは以下の通りです。

  1. 処理する画像を追加する
  2. DxO 光学モジュールをインストールして管理する
  3. 画像を選択する
  4. 画像処理を開始する
  5. 画像を確認して比較する
  6. 元ファイルの名称を変更する。

処理する画像を追加する

DxO PureRAW では、カメラまたはメモリーカードから直接画像をインポートすることはできません。 画像をインポートするには、お使いのソフトウェアまたはユーティリティを使ってハードディスクに画像を転送する必要があります。 画像がハードディスクに転送されると、Finder (Mac) または Windows エクスプローラー (PC) を使って画像フォルダから画像を検索して追加したり、DxO PureRAW のインターフェースに画像をドロップ&ドロッグして画像を追加できます。

DxO PureRAW を初めて使用する場合、画像の追加画面には何もなく、次のボタンと表示が示されます。

ウィジェットで RAW ファイルを追加する

メモリカードを挿入するか、外付けドライブをコンピュータに接続した際に、DxO PureRAW が自動的に起動するよう指定できます。 この場合、[プリファレンス]でこのオプションを有効にする必要があります。

[プリファレンス]のオプションに SD メモリカードとある場合、それは原則として、任意のタイプのメモリカードに適用されることに注意してください。

ウィジェットで RAW ファイルを追加する:

RAW ファイルを Lightbox に追加する

RAW ファイルをドラッグ&ドロップする

サンプル RAW 画像をダウンロードする

DxO PureRAW を初めて使用する場合や処理する画像がない場合:

DxO 光学モジュールをインストールして管理する

DxO 光学モジュール

DxO PureRAW 3 に初めて画像を追加した時、または新しいカメラで撮影した新しい画像を追加した際には、使用された撮影機材に対応する DxO 光学モジュールをダウンロードしてインストールするように自動的に提案されます。 これは画像の EXIF メタデータの情報として含まれているものです。

DxO 光学モジュールはレンズ欠陥を補正し、レンダリングを改善します。

DxO 光学モジュールのダウンロードとインストール

画像を追加し、DxO 光学モジュールがインストールされていない場合や不足している場合、ウィンドウが自動的に開き、撮影機材 (カメラとレンズの組み合わせ) に対応した DxO 光学モジュールをダウンロードしてインストールするように提案されます。

ダウンロードには、インターネット接続が必要です。 このウィンドウには以下が含まれます。

  1. 検出されたダウンロード可能な DxO 光学モジュール。
  2. 該当なし (補正は適用されません): 提案される DxO 光学モジュールが撮影機材に対応しない場合、このオプションを選択すると光学補正は適用されません。
  3. 保存: DxO 光学モジュールのダウンロードを開始します。 すぐに使用しない場合、同じ撮影機材で撮影された画像が追加されると、光学モジュールのダウンロードが再び提案されます。 モジュールがインストールされます。再起動は必要ありません。
  4. キャンセル: ウィンドウが閉じ、ダウンロードもインストールも行われません。

*使用したレンズに複数のバージョンがある場合などの曖昧性があり、EXIF メタデータから使用したレンズを判断できない場合、複数の選択肢が提案されます。最適な DxO 光学モジュールをお選びください。

DxO 光学モジュールの画面では、3 つのオプションから選択できます。

使用した撮影機材に対応した DxO 光学モジュールをダウンロードまたはインストールせずに画像を処理しようとすると、処理オプションウィンドウに警告が表示されます。 黄色の警告をクリックすると、光学モジュールのダウンロードウィンドウが開き、不足しているモジュールをインストールできます。

インストール済みおよびダウンロード待ちの光学モジュールのリストを表示するには、[DxO 光学モジュール] メニューに進み、[DxO 光学モジュール] を選択します。

ダウンロード時と同じウィンドウが開き、DxO 光学モジュールのステータスを確認できます。

  1. ダウンロード済み: DxO 光学モジュールはダウンロードされ、インストール済みです。
  2. ダウンロード予定: DxO 光学モジュールはダウンロード待ちの状態です。
  3. 現在使用中: DxO 光学モジュールが使用されていることを示します。

画像を選択する

最適化処理する画像を選択します。 画像を 1 枚または複数選択することも、フォルダ内のすべての画像を選択することもできます。

選択した画像は、ライトグレーのフレーム内に水色の枠線で表示されます。 以下の方法で選択します。

DxO PureRAW で表示されるすべての画像を一度に選択するには、上部バーの右側にある [全てを選択] をクリックします。 画像が選択されると、このボタンは [全てを選択解除] に変わります。 クリックすると、選択したすべての画像の選択を解除します。

一部の写真だけを選択解除する場合、ブルーのフレームとチェックマークがついたサムネイルをクリックすると選択を解除できますが、 [全てを選択解除] ボタンを使うほうが簡単に選択を解除できます。

上部のツールバーにある [Lightbox をクリア] ボタンでは、DxO PureRAW に追加された画像すべてを消去できます。 この機能は大規模かつ定期的な作業をする場合や、新しい写真バッチを追加して処理する前にインターフェイスを整理したい場合に便利な機能です。 ただし、以下の点にご注意ください。

画像処理を開始する

画像を選択すると、画像の処理を始めることができます。 処理とは、DxO 光学モジュールを使った光学補正の適用とノイズ処理による部分的デモザイキングの処理を指します。 この処理は、普段使用している写真編集プログラムで最終処理をするために、RAW ファイルのあらゆる柔軟性を保持するリニア DNG ファイル、補正やレタッチを行うための TIFF ファイル、またはすぐにシェアや配信が可能な JPEG ファイルを生成することを目的にしています。

すべての処理オプションと設定の解説については、処理ツールと設定のページを確認してください。

最適化処理を開始する

インスタントプロセスの設定
処理(プレビューあり)の設定

処理を開始するには、以下のいずれかをクリックします。

オプションを選択したら、選択した画像の処理を開始できます:

プログレスバー
ウィジェットでの進捗

重要ポイント:

最適化処理をキャンセルまたは中断する

  1. [一時停止] ボタンをクリックすると、画像の処理を一時的に停止できます。 再開するには、[再生] ボタンをクリックします。
  2. [すべての一括処理をキャンセル] をクリックすると、キャンセルを確認するダイアログボックスが開きます。

画像を確認して比較する

画像を最適化処理し、お使いの画像処理ソフトウェアで補正を続行する前に、DxO PureRAW で結果を確認し、元の画像と簡単に比較することができます。

画像をフィルタリングする

Lightbox には、最適化処理された画像を含め、すべての画像が表示されます。 右上のフィルタリングボタンを使うと、画像を絞り込むことができます。

  1. 画像ソート (左側のボタン): 次の条件のいずれかで画像をソートできます。
    • ISO 感度: ISO 感度に応じて画像を表示します。Lightbox で ISO 感度ごとにサムネイル表示を折りたたむことができます。 提案されるレンジは <400、400-1600、>1600 です。
    • 日付: 画像を撮影日別に表示します。Lightbox で撮影日ごとにサムネイル表示を折りたたむことができます。 メニューで [日付] の横に表示される矢印をクリックすると、表示を昇順または降順に切り替えることができます (既定では最新の日付が一番上に表示されます)。
    • 名前: 画像をアルファベット順に表示します。 数字で始まる名前が先に表示されます。サムネイルの折りたたみはできません。
  2. 画像フィルタリング (右側のボタン): 次の条件のいずれかで画像をフィルタリングできます。また、リストにチェックを入れて、複数の条件を組み合わせることができます。
    • 未処理: 未処理の画像だけを表示します。
    • 処理を待機中: 待機中でまだ処理されていない画像だけを表示します。
    • 処理済み: 最適化処理された画像だけを表示します。

また、画像のソートとフィルタリングは組み合わせることができます (日付と未処理など)。

最適化処理された画像を表示、確認、比較する

画像の最適化処理が完了したら、2 つの方法で画像をビューアーに表示して確認できます。

ビューアーの分割表示を使用すると、処理された画像と元画像を簡単に比較することができます。 JPEG+TIFF+DNG などのように、異なる出力形式を同時に選択した場合。 「処理済み」ボックスの右側の矢印をクリックすると異なる出力ファイルの一覧が表示され(下のスクリーンショット参照)、出力ファイルを切り替えて比較することができます。

DxO 光学モジュールによる補正効果、シャープネスの向上、ノイズ処理を確認できます。 画像を 1:1(100%)で表示したり、マウスホイールを使って 1,600% まで拡大し、細かなディテールを確認したりできます。

フィルムストリップの画像を、キーボードの左右の矢印キーを使ってスクロールできます。 フィルムストリップの四角いサムネイルのチェックマークを使うと、画像を選択することができ (画像の右上にある [x] ボタンをクリックして画像の追加画面に戻った場合も含め)、選択した画像の画像編集プログラムへのエクスポートをすぐに開始できます(「最適化処理した画像で作業する」をご覧ください)。

画像の表示と比較モードについて詳しくは、「DxO PureRAW ユーザーインターフェース」をご覧ください 。

元ファイルの名称を変更する。

DxO PureRAW はあなたのワークフローをサポートするためのものです。 その一環として、出力ファイルの命名と同じオプションを利用して、元のファイル名を個別に、あるいは一括で変更することができるようになっています。


元ファイルの名前を変更するには、選択された画像を右クリックし、コンテキストメニューから[元の RAW ファイルの名称を変更]を選択します。 以下のような様々なファイル名変更オプションを含むダイアログボックスが開きます。

DxO PureRAW の高度なファイル名変更の詳細については、「処理ツールと設定 > 出力ファイルの名前変更」を参照してください。

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