コントロールポイントは、U Point テクノロジーを使用しています。 U Point テクノロジーは DxO Labs が 2017 年に取得した Nik Software により開発されたテクノロジーで、このテクノロジーを使うと、複雑なマスクや選択ツールを使わずに正確に範囲を選択できます。 U Point (ユーポイント) という名前は、「You point (あなたが指し示す)」の略語です。
Nik Collection の各プラグインには、プラグインの用途に適合させたコントロールポイントが含まれています (Perspective Efex を除く)。 たとえば、Dfine では、コントロールポイントを使用してノイズ低減を部分的に適用できます。 一方、Viveza では、コントロールポイントを使用して階調と色の調整が可能です。
コントロールポイントは、配置したオブジェクトのピクセル特性に基づいて、選択範囲を作成します。 特性には以下が含まれます。
- RGB チャンネル (赤、緑、青)
- 色相
- 彩度
- 明るさ
- テクスチャ (隣接するピクセルとディテールの存在を認識)
- 選択されたピクセルの場所
その後、U Point テクノロジーは [サイズ] スライダで定義した選択範囲に基づき、選択したオブジェクトに類似した特性のある画像の他の要素や領域を自動的に選択します。 選択範囲は、各コントロールポイントの [サイズ] スライダを使用して定義します。
1 つの画像に複数のコントロールポイントを追加すると、より詳しく正確に分析することができるため、選択範囲の効果と精度を向上できます。 また、画像で同時に選択される領域がより多くなります。
コントロールポイントと U Point テクノロジーは DxO PhotoLab の部分調整機能にも統合されています。
以下では、Nik Collection by DxO および DxO PhotoLab バージョン(一番下の画像)で使用可能な、異なるコントロールポイント/ U Point を比較できます。

(アクセスできるのは範囲スライダだけです。 他の調整は対象プラグインの右側のウィンドウに表示されます)。




